Shopifyは売れない?Shopifyが儲からない、売れないと言われる理由を徹底解明。

これからECサイトを構築する企業様や、リニューアル/リプレイスを考えている企業様の中で、カートシステムの選定は非常に大きな選択になるかと思います。
カートシステムは機能面、価格面、オペレーション、バックエンド側との連携、マーケティング要素等、様々な要素で検討をしないといけません。その中でShopifyが売れないと言われる理由と、本当に売れないカートシステムなのかを今回は検証していきたいと思います。
Shopifyが売れないと言われる背景
ECには、大きく独自ドメインを利用した自社サイトと楽天やAmazon、Yahoo!ショッピングなどを代表とするモール型のオンラインストアがあります。
Shopifyは自社サイトを構築するためのASP「アプリケーションサービスプロバイダ(Application Service Provider)」となっており、モール型のオンラインストア構築とは異なり、サイト公開しても集客自体が出来ないことに大きな課題があります。
簡単にノーコードでサイトが制作できる、上記には属さないECカートのBASEやStores等、自社サイトに属しますが、個別で集客用のアプリがあったりなど集客という面が一番大きな課題になってきます。
Shopifyだから売れないという理由ではなく、それ以外の課題
Shopifyが「売れない」と言われる理由には、さまざまな要因が関係しています。
これらの理由は、Shopify自体の問題というよりも、プラットフォームを効果的に活用できていない場合に起こることが多いです。以下に、その主な理由を詳しく説明したいとおもいます。
1. トラフィックの不足
Shopifyを利用するだけでは、Webサイトに自動的に顧客が訪れるわけではありません。以下の要素がトラフィック不足の原因になり得ます。

SEO対策不足
多くのShopifyストアでは、適切なSEO対策がされていないため、検索エンジンからの自然流入が少ないことがあります。商品ページやブログ記事にキーワードが最適化されていない場合、検索結果で上位表示されず、トラフィックが生まれにくくなります。

マーケティング活動の不足
自社ドメインの場合において、集客を行うための広告や、SNSの活用、インフルエンサーマーケティングなどの戦略を十分に実施していない場合、サイトへの訪問者数が伸び悩むことがあります。

ブランド認知度の低さ
新しいブランドや知名度の低いブランドは、最初に認知度を高めるための時間とコストをかけないと、見込み顧客にたどり着くのが難しく、売上に結びつきません。
2. コンバージョン率の低さ
トラフィックがあってもコンバージョンに繋がらない場合、以下の理由が考えられます。

UX/UIの問題
Shopifyのテンプレートを使っていても、使い勝手やデザインが最適化されていない場合、購入プロセスが煩雑であったり、信頼性が低い印象を与えることがあります。サイトの表示速度が遅い、モバイル対応が不十分などの問題も、購入者が離脱する原因です。

信頼性の欠如
商品レビューや顧客の声が不足していたり、返品ポリシーが不透明である場合、消費者は購入に対して不安を感じ、カート放棄につながることがあります。また、セキュリティやプライバシーポリシーが明確でない場合も、信頼性が損なわれます。
- 高い送料や手数料
購入手続きの最終段階で高額な送料や手数料が発生する場合、消費者が購入を諦めることがよくあります。特に競合サイトが送料無料を提供している場合、比較される可能性が高くなります。
3. 競争の激化
Shopifyや自社ドメインでのオンラインストアでは、多くの店舗が存在し、競争が激しいため、他の競合との差別化がなければ売れにくい傾向があります。

ユニークな価値提案の不足
競合製品が溢れている中で、差別化ができていないと、顧客がそのブランドや商品を選ぶ理由が見つけられません。特に商品自体が他社とほとんど同じ場合、価格競争に巻き込まれることになります。

ブランドアイデンティティの不明確さ
強いブランドアイデンティティが確立されていない場合、消費者はそのブランドに感情的なつながりを持ちづらく、競合製品に流れる傾向があります。
4. マーケティングの戦略不足
Shopifyや自社ドメインでのオンラインストアを成功するためには、適切なマーケティング戦略が不可欠です。
- ターゲティングの失敗
商品が適切な顧客層に届いていない場合、いくら良い商品でも売れません。ペルソナ設定が甘かったり、ターゲットに合わせた広告戦略が不十分な場合、成果が出にくいです。
- リターゲティングの不活用
訪問者が一度サイトを訪れても、リターゲティング広告やメールマーケティングを活用していないと、再訪率が低くなり、結果的に売上に繋がりにくくなります。
5. 商品自体の問題
またECサイトのプラットフォームが優れていても、商品自体に問題があると売上が上がりません。
- 需要のない商品
商品が市場のニーズに合っていない場合、どれだけマーケティングを行っても売れにくいです。市場調査が不十分であると、このような問題が発生しやすいです。
- 価格設定のミスマッチ
商品の価格が高すぎる、または安すぎる場合、顧客にとっての価値が適切に伝わらないことがあります。価格設定が競合と比較して不利な場合も、売れない原因となります。
6. 顧客体験の管理不足

カスタマーサービスの質が低い
問い合わせ対応が遅い、購入後のサポートが不十分など、顧客体験が悪いとリピート購入や口コミによる新規顧客の獲得が難しくなります。

レビュー管理の不足
商品レビューの数や質が信頼される要素であり、これを活用しないことも売れない原因です。顧客に対してレビューを促す仕組みが不足している場合、信頼性が欠け、売上に影響します。
Shopifyが売れないというのは誤解!
上記で記載をした通り、Shopifyだから売れないというのは誤解です。
独自ドメインで運用を行う際には、必ず集客が課題に上がります。
★売上の公式
アクセス数 × 購入率(CVR) × 客単価 = 売上
売り上げの公式をしっかり把握を行い、各改善項目を洗い出し対応を行うことがどのECカートを使用しようが必須になります。
しっかりと集客設計を行い、CVR対策も万全に実施されることでShopifyを活用することで自社サイトも大きく成長させることが可能になります。
是非、今後のカート選定のご参考に頂けますと幸いです。
株式会社ByThinkでは、Shopifyの構築から運用、アプリケーション開発まで一貫してご提供可能になっております。
構築や運用に関してお困りの場合は是非、一度お問合せくださいませ。