【Shopify】スタッフ追加、コラボレーターの権限付与(招待)の方法

Shopifyにおけるスタッフ権限の追加方法を知りたい。
コラボレーター権限の付与方法について知りたい。

Shopify初心者の方であれば、他のカートシステムとの権限付与方法などが少し異なるため、悩まれている方も多いのではないでしょうか?

今回の記事では以下の内容がポイントとなります。

・Shopifyには3つの権限がある。
・Shopifyのコラボレーターって何??

コラボレーター申請にパスコードを使用する方法

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Shopifyの3つの権限について

Shopifyには、3つの権限が準備されています。

これらはストアオーナー、スタッフ、コラボレーターの3種類あり、それぞれ異なる機能とアクセス権を持ちます。

ストアオーナーについて

ストアオーナーは、ストアに関する全ての権限を持っています。

ストアの設定変更:ストアの基本情報、支払い設定、配送設定など全般の設定を管理。
プランの管理Shopifyサブスクリプションの変更やキャンセル。
スタッフアカウントの管理:スタッフアカウントの追加、削除、権限の変更。
財務情報の管理:支払い情報や請求書の閲覧と編集。
アプリとチャネルの管理:必要なアプリのインストールや削除、販売チャネルの追加と管理。

参照サイト:Shopifyヘルプセンター|Shopifyアカウントを管理する

スタッフについて

スタッフ権限は、ストアオーナーが追加することが可能です。
またスタッフの業務に応じてオーナーが権限を振り分けることも可能になっています。

一般的な権限:ホーム、注文管理、商品管理、顧客管理、レポート、ダッシュボードなどの権限付与。
機密性の高い権限:プライベートストアや顧客データの閲覧が可能。
特定の管理タスク:セキュリティ対策のため、機密性の高いタスクは複数のスタッフに分散を推奨。
2段階認証の推奨:アカウントの安全性を高めるため。

参考サイト:Shopifyヘルプセンター|スタッフの権限の説明

コラボレーターについて

このコラボレーターという仕様がShopify特有の権限管理になります。
Shopifyの場合、弊社のような外部のコンサルティング会社や制作会社、システム会社などにアクセスを付与する必要がありますが、スタッフ登録を行うと、サービス終了後に、いちいち削除をしたり、削除漏れがあることでセキュリティに影響が出たりなど、あまり都合は良くありません。そのため、このコラボレーターでの権限を付与することにより外部との連携を図ることが出来るのです。

特定の権限のリクエスト:ストアオーナーが許可する作業権限範囲。
セキュリティ対策:リクエストコードを設定し、承認されたユーザーのみにアクセスを許可。
権限の調整:ストアオーナーにより権限が後から変更も可能。

参照サイト:Shopifyヘルプセンター|コラボレーターのアカウント

スタッフの登録方法について

Shopifyのスタッフ登録はShopify運用を円滑にするために非常に重要な設定です。
ストアオーナーは、スタッフアカウントの権限の付与、編集、削除、さらにはストアの所有権の移行までの権限があり、すべての権限操作が可能です。

ここでは、Shopifyのスタッフ登録方法について解説していきます。

スタッフアカウント権限を付与

ストアオーナーとしてログイン後、管理画面より設定を行います。
具体的な方法は以下の手順になりますが、簡易的にまとめておりますのでご参考ください。

初心者の方は、以降の画像付きの説明でもご確認頂けます。

① 管理画面上の左ナビゲーション最下部「設定」に進む
② 設定画面左ナビゲーションのユーザーと権限を選択。
③ 第二コンテンツ部分のスタッフ>スタッフの追加をクリック
④ 姓名及びメールアドレスを入力
⑤ アクセス権限を付与したい項目を選択し、招待を送信

STEP
設定画面
STEP
ユーザーと権限
STEP
スタッフを追加を選択
STEP
スタッフ情報と権限の設定

ここでは、スタッフの姓名とストア権限を設定できます。

STEP
アプリ権限付与について

アプリのインストールやアプリ料金の承認権限などは別で項目が設けられており、こちらでインストール済みのアプリも表示されています。

こちらでインストール権限を渡すと、スタッフもアプリのインストールが可能になります。

STEP
招待を送信

上記のステップが完了すれば、最下部にある「招待を送信」ボタンをクリックすれば完了です。

登録メールアドレスに承認用のメールが届きますので、そちらから承認作業をスタッフが行えば、ログインできるようになります。

コラボレーターの追加方法について

Shopifyではこのコラボレーターと呼ばれるアクセス権限の付与方法があります。
コラボレーターは、主に外部の制作パートナーや開発会社等と連携するために使用されるケースが多くあります。

ここでは、Shopifyのコラボレーター登録方法について解説していきます。

こちらの設定はストアオーナー側とコラボレーター申請側の対応が必要になります。

コラボレーター申請を行う側は、Shopifypartnerへの登録が必須となります。
事前に以下のURLより登録を行うことをお勧め致します。

■Shopify partners
 https://www.shopify.com/jp/partners

【コラボレーター登録のサマリー(ストアオーナー側)】
① 設定画面、左ナビゲーション左下「設定」をクリック
② 左ナビゲーションから、「ユーザーと権限」を選択。
③ コラボレーター部分のコラボレーターリクエストコードの確認
④ コードの共有

【コラボレーターリクエストの送信(コラボレーター依頼側)】
① Shopifyパートナー画面から、ストア管理を選択。
② 左上の「ストアを追加」を選択。
③ ストアへのアクセス権をリクエストを選択。
④ ストアの詳細画面でURLと共有を受けたコラボレーターリクエストコードの入力
⑤ 「権限」項目で必要項目の選択
「ストアへのアクセス権をリクエスト」をクリック

画像付きの説明は以下にて展開しています。

【コラボレーター登録のサマリー(ストアオーナー側)】

STEP
設定画面、左ナビゲーション左下「設定」をクリック
STEP
左ナビゲーションから、「ユーザーと権限」を選択。
STEP
コラボレーター部分のコラボレーターリクエストコードの確認
STEP
コードの共有

ここで表示されているコードをコラボレーターに共有。

コラボレーターリクエストの送信(コラボレーター依頼側)

STEP
Shopifyパートナー画面から、ストア管理を選択。
STEP
ストアの詳細画面でURLと共有を受けたコラボレーターリクエストコードの入力
STEP
権限の選択
STEP
アクセス権のリクエスト送信

上記の対応が完了すれば、ストアオーナー側の管理画面に、承認依頼が表示されます。
そちらの承認を実行して、コラボレーターの登録が完了となります。

以上が、Shopifyのスタッフ登録及びコラボレーター追加の方法となります。

まとめ

今回は、Shopifyのスタッフ登録の手順とコラボレーター登録の方法をお伝えさせていただきました。
実際、Shopifyを始めとするECサイトは個人情報を取り扱うこともあり、情報漏洩の約80%は人的な漏洩とされています。

そのため、スタッフの権限や外部の会社や個人の方へのアカウントの受け渡しに関しては、厳重に注意する必要があり、ワンアカウントを使いまわすという企業も多く見受けられますが、何らかしかのインシデントが発生した場合に、どこから発生し、どのようなルートで漏洩が起きたかという原因究明も明確に出来ることが重要です。

スタッフ管理とコラボレーターをうまく利用し、セキュリティー面の確保と運用を円滑にするためのアカウント設定を行うことをお勧め致します。

是非ご参考頂けますと幸いです。

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