ECサイトの顧客行動はどう変わった?

2014 | 06.23 / お知らせ |


●ECサイトの現状


 

ECサイトの普及率は一気に加速し、最近となればまぁ、どこも同じようなサイトが並ぶようになりました。
今迄は企画力だけ、商品力だけで販売が出来ていたものがどんどん売れなくなってきている。昔から運営しているショップにお客さんが付き、このショップだから大丈夫。というユーザーも一部分。新規と売上の相関はとっくになくなってきてます。

 

●なぜ今のECはだめなのか?


まず第一に、システム面の問題。
第二に顧客行動心理の変化。
第三にインターネットリテラシーの向上。

顧客も馬鹿ではないので、安いものが何処にあり、これは本当にいいものなのか?という疑問を持つ様になりました。
インターネットショッピングはよくも悪くも”安く買える”と認識される風潮があり、その潜在的な刷り込みをしたのは楽天・Amazonなどの大手ショッピングモール。商品の価値創造ではなく、他より安いなどのページの作りにしてみたり。

飽和状態を生み出すのは必然でしょう。

 

●今必要なのは、クリエイティブ・ストーリー・ツールとしてのECサイト。


私は、元モールで約6年コンサルティングをし、気がついた事、それは、あくまでも顧客は一定の商品が並ぶ中で一定の動きしかしない事。
でもネットショップでストレスを抱えていることは自らも気がついていないケースが多い。という事でした。
それはなぜかというと、買い物をする楽しみが価格、ランキング等の安い、売れている、人気等の自己から発信する感性によって買うモチベーションがそこに無いから。

リアル店とのギャップを埋める為に配送や提案型ページを作成しているのに、いつの間にか唱っている事は「めっちゃ安いでっせ!」「今しかかえまへん!」とか・・。

一流のショップはそこに気がついて取り組んでいるのですが、未だ未だ、未熟な市場です。
顧客は楽しみやワクワクを求めてそこに来ているのに、提供しているものがそれだと離脱します。

商品はあくまでも最終ゴール、クリエイティブがありモチベーションを上げ、ストーリーによって納得させる。
その延長にゴール(商品購買)がある。

そんなショッピングサイトは日本にはないかもしれません。
アメリカ・韓国には未だ未だ追いつけないのです。