マーケットニーズを捉えて上流工程と出口戦略を。

2014 | 07.10 / ECコンサルティング | マーケティング |

皆さんこんばんわ。

株式会社ByThinkの岸本です。

WEBのマーケティングをやってますと、色々な相談が来ます。

一番多いのが、「こんな提案されたんやけど、この方法以外でなにかある??」とか。

そんな中決まって多い提案は、SEM(キーワードマーケティング)から始める方法。

中でもリスティング広告(PPC広告)を使った戦略です。

そのリスクヘッジが全く出来ていないのが普通の提案なのかなぁと感じる所です。

 

 

① ニーズはどのくらいあるか?

キーワードマーケティングの前提条件は、”検索される可能性がある”ことだと思います。

例えば検索ボリュームが1,000に対して、CTR〜CPA〜CVRと数値化していく訳ですが、絶対母数が少ないと中身の改善になることは免れない蟻地獄へと突入します。その検索ボリュームが今のニーズと捉えられるのであれば、その商品ニーズやサービスニーズは一定しかありません。

 

 

② そのニーズを生み出す為の戦略

そのニーズを生み出す為に、何をすべきか?次に多い施策がアドネットワーク系のターゲティング媒体やリターゲティング。確かに、シェアを獲得する為には手法論の一つかもしれません。例えば、「発毛」「育毛」などのニーズに対し、AGAというテクノロジーが出現し、今迄の「植え付ける」概念から「医者が治す新技術」という所に寄せていったケースも有ります。

ただ、その背景にはパブリシティというもの無くして実現はしないのです。爆笑問題を起用し市場の掘り起こしをする事で「AGA」というキーワードを検索させる機会を設ける。これが市場開拓な気がしています。

 

③ ニーズを生み出しただけでは成果は上がらない。

検索モチベーションが上がった所で、ユーザーはその製品を購入する。とイコールにはなりません。

そこに対して、新たなモチベーションを加える事も必要ですし、認知・理解させ納得させる必要が有ります。今流行のコンテンツマーケティング(インバウンドマーケティング)はその認知〜理解〜納得をさせる機能として検索キーワードありきで乱雑化していますが、その認知〜納得させる素材は重要課題です。

 

 

④ まとめ

今や、やれGoogle対策ややれアドテクだなどと騒がれていますが、いいサービス・いい商品というものにたどり着けないのが日本のWEB事情かと思います。勿論その商品を顧客が使って自己判断という所はありますが。

ユーザーに提供して喜んでもらう。その手法としてニーズの確認をする。それが原点なのではないかと思います。